地獄のハーレム

体育館内を見渡せる教官室へと入った一樹、一斉に向けられたのは警察官達の銃口だった。

「俺はこの学園の生徒だ!みんなを助けに来た!!」

「降ろせ!羽田一樹くんだね」
「あぁ」
「今の状況を説明しよう」
「隊長!一般市民に……いや高校生に任せるんですか!?」

「我々は犯人グループ逮捕が目的だ。でも、あの子達の傷は誰が癒す?彼はこの半年、認めてもらいたくて必死だったのは理事長からよく聞いてる。それにあの子達も彼を認めている。羽田隊員!必ず助けて来い。我々は全力で彼をバックアップする。先ずはリーダー格の拳銃を落とす」

『了解!!』

一樹は一旦外に出て理事長の前へ
「婆ちゃん、見てて。俺がこの学園を護るから」
「一樹……無茶しないでね」
「分かってる」

一樹は正面入口から堂々と入っていった。