「よぉ♪今年も来たぜ。去年より人数増やしてな」

入口には鍛え上げられた筋肉はさらけ出す男を先頭に30人程の迷彩服を着た男達。
去年のレイプ、監禁の犯人グループだった。

「嘘でしょ……」
「なんで……また」
「せっかくちゃんとした生活に戻れたのに……」

生徒達は慌てて逃げ回る中、一発の銃声が響き一瞬にして静けさを増した。
「逃げると撃つぞ♪よぉ久しぶりだな～また楽しませてもらうぜ～」
「誰があんたにヤられるか……」

男は元クラスメイトの3年生の生徒に近づいていった。

「ヤバイよ由紀。先輩達が……」
「分かってる……でも、」
「一樹がいれば脅せるのに」

ーーダメ、一樹は動けない。あのときと同じ、教師は外に出され、体育館は生徒だけ。手下が……倍に増えてる。私だけじゃ無理……また去年と同じ……
「一樹……助けて」