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そのまま疲れて眠ってしまった二人…手はしっかりと繋がれて幸せそうな寝顔の由紀。
一樹は、ゆっくりと目が開き、由紀の顔を見つめ少し自分の方へと抱き寄せた。

「ん…」
「由紀?」
「一樹、顔見ちゃダメ…恥ずかしいから…」
「やだね♪由紀かわいいからずっと見ててやる」
「もう…………今何時?私たちどれくらい寝ちゃったんだろう」
「6時だね。3時間ぐらい寝たか。もう起きる?」
「ううん……このままいたい」
「俺も♪」

「明日から学校かぁ…行きたくないな~」
「何回かみんなとも遊んだけど、明日からもうちらの事隠しとくの?」
「そうね……本当は夏休みの間にメイに話したかったけど……」
「明日、メイちゃんを家に呼ぼう。由紀はキツかったら俺の部屋に隠れててもいいよ」
「一緒に居るよ」
「分かった。メイちゃんに理解してもらったら公に出来るな♪」