「何度もごめん。純輝、先生が呼んでる」
「あ、うん。わかった。今行く」
え、行っちゃうの?
"ちょっと待って。すぐ行くから"とか
言ってくれないんだ。
「ごめん紅葉ちゃん!また今度!」
純輝先輩は一美先輩と走って行った。
今度っていつだよーッッ!!
せっかく、純輝先輩の気持ち聞けると思ったのに~っ。
あーもーっ
まったく!!
ほんとに間が悪すぎだよっ。
私も帰ろ。
ずっと残ってても寂しいだけだし。
あれ?純輝先輩の鞄……
急いで行ったから置いていっちゃったのか。
まぁ、取りに来るでしょ。
あ、でも届けるべき?
でもすれ違いになったら……
んーっっ
届けようっ!
会えなかったらメールでも電話でもすればいいんだし。


