3枚の花びら



「何度もごめん。純輝、先生が呼んでる」

「あ、うん。わかった。今行く」


え、行っちゃうの?
"ちょっと待って。すぐ行くから"とか
言ってくれないんだ。


「ごめん紅葉ちゃん!また今度!」


純輝先輩は一美先輩と走って行った。


今度っていつだよーッッ!!


せっかく、純輝先輩の気持ち聞けると思ったのに~っ。

あーもーっ
まったく!!

ほんとに間が悪すぎだよっ。


私も帰ろ。

ずっと残ってても寂しいだけだし。


あれ?純輝先輩の鞄……

急いで行ったから置いていっちゃったのか。
まぁ、取りに来るでしょ。

あ、でも届けるべき?


でもすれ違いになったら……


んーっっ

届けようっ!

会えなかったらメールでも電話でもすればいいんだし。