「純輝って、父親がいないんだ。純輝が小さい頃に浮気して、借金して、家を出てった最低野郎なんだ。純輝は父親を恨んでた。
でも、彼女は純輝を父親とそっくりの最低な男だって言って別れた。彼女はあいつが父親を恨んでたことを知ってるのにだ。
つまり、彼女は純輝の気にさわるよーな言い方をしたんだ。」
長い麗二くんの話を聞き逃しなく、真剣に聞いた。
純輝先輩にそんなにつらい過去があったなんて…。
なんだか、悲しくなってきた。
すごく、すごく
心が痛い…。
「純輝は優しいから言い返せなくて
でも、ものすごく傷ついて、人を女を信じれなくなったりもした。前の純輝にしてみれば今の純輝なんてありえねぇんだよ。
あいつ、すげぇんだ。」
「……うん…」


