前の彼女……
正直聞きたくないけど、
彼を
純輝先輩を
本気で受けとめるなら聞かなきゃいけない。
なぜかそんな気がした。
「大丈夫。だから…話して」
「わかった……」
麗二くんは淡々とした声で話し始めた。
「あいつが中2の頃かな……サッカー部のマネージャーの彼女がいたんだ。二人は誰もが羨むくらいに凄く仲が良かった。でもある時、彼女が転校しちゃうんだ。隣町だったから、二人の仲は切れることはないと思ってた。」
「……うん。それで?」
「それで……」
どうしたんだろう?
麗二くんの様子がおかしい。
「…わりぃっ
あん時のことは、思い出したくないくらい酷かったから……。」


