3枚の花びら



なんかいつもの麗二くんと違う。
すごく真剣な瞳でみてくる。

「それ、どういう意味?」

「紅葉のことだから、顔がかっこいいからとか 頭がいいからとか、そんな理由じゃないと思うけど、あいつは恋愛に対しては誰よりも奥手で、うまく恋愛できないんだよ」

「…うん」

そうだったんだ…。

だから、あのときも…


「あいつ、あの顔だからすごくモテてさ、それに性格もいいから、誰よりも人気で。でも逆に恨まれたりすることもあって、紅葉には少し話しづらいんだけど……」

麗二くんは話すことを躊躇った。


「…何……?」


「…純輝の前の彼女の話。……してもいいって言うならするけど。」