翌日。 学校に着くと 下駄箱に異変を感じた。 上履きが泥まみれになっていたのだ。 払ってはみたものの、染み込んでいたりして一向にとれない。 ましてや、履ける状態でもない。 私はしかたなく上履きをそのままにし、靴下のまま校内へと入った。 「おは…紅葉どうしたの!?」 幸佳は私が上履きをはいていないことに気付いたみたい。