3枚の花びら



麗二くんが去ったあと
私はすぐに店をでた。

するとお店の裏で、泣いている麗二くんを見てしまった。

私の心はズキズキと痛んだ。


麗二くんに気付かれないように
静かにその場を後にした。





「はぁぁ…」


家に着いてからもなんだか落ち着かなかった。

あの姿は、見てて苦しかったな…。


自分の選択した道が正しいのかわからない。
でも、麗二くんの想いを無駄にしない為にも、自分の気持ちを正直に伝えなきゃいけないと思った。