「なぁ、この店見終わったら
またあのカフェ行こうな!」
「うんっ」
その後、私達は小一時間程買い物をして
カフェへと向かった。
「実はさ…大事な話したくて…」
「何?」
麗二くんは少し躊躇った顔をして
真っ直ぐ私を見つめて話始めた。
「俺、紅葉のこと好きだ。
付き合ってくれねぇかな?」
嬉しい気持ちもあるけど戸惑ってる気持ちのほうが、大きかった。
「私も麗二くんが好きだけど…」
「けど?」
「……考える時間をくれないかな?」
「いきなりすぎて困るよな!ごめんごめん。
じゃあ、答えがでたら教えて?」
「うん…」
その時口の中に入れた
ミルクと砂糖が入っているはずのコーヒーが
何故か苦く感じた。