「てゆーかさぁ……」

「なによ??」

「紅葉、浴衣似合いすぎてかわいい。
てか、やばい。理性がたもてないっ」

「保ってください」


なんか、丸井くんが顔を赤らめて言うから
こっちまで恥ずかしくなるじゃない。

もー、その外見でなんてこと言うの。

私、ギャップに弱いんだから。
ほんとやめてほしい。


「とりあえず、行こっか」

丸井くんは私の手を少し無理矢理引っ張って行く。