「私、あの時霧也くんに聞いたの」
突然、美有が口を開いた。
「『俺、今までこんなことしたことねぇから不安だけど、幸佳が喜ぶ姿が見たい』って。
あの2人ってさ、出会って間もなく付き合い出したけどお互いいつも真剣でさ、うらやましいんだよね。私も、誰かとあれくらい深い絆で
結ばれたいな」
私は美有の言葉に共感した。
あの2人の絆はとても深い。
出会ってすぐに惹かれあって、すぐにあんな絆で結ばれるなんて理想的だし憧れる。
「紅葉ーっ!! 美有ーっ!!」
後ろから声をかけられ、幸佳だと気づく。
「2人とも、ほんとにごめん!」
そう言って幸佳は頭を下げた。
「別にもういーよー?」
「そうそう。気にしないでっ!」
「本当にありがとう。霧也から紅葉がメールをしてくれたって聞いたの。私、紅葉がいなかったらずっと勘違いしてたと思うし、美有がいなかったら霧也からのプレゼントは決まんないと思う」


