3枚の花びら



「だって、あの時いたの美有でしょ?
霧也にキスしてたでしょ?」

「確かに私はあの場にいたけど、キスなんかしてない。角度でそう見えたんじゃない?」

「じゃあ仮にキスしてなかったとして、あの時霧也と何してたの!?」

「仮にじゃなくて、してないの!それに何してたかって関係なくない!?」

「関係あるから!彼女なんだし!!
そーゆーあんただって、直登くんはどーすんのよっ!!」

「今の話に直登は関係ない!!
幸佳は私と何を話すためにきたの!?」

「そんなの、霧也のことよ!!それ決まってるじゃない!そんなこともわかんないの?」

「なにその言い方!むかつく~!!」


売り言葉に買い言葉。

それとはまさに今、この状況。


いつまでたっても話がおさまらないのは、幸佳の言い方と、美有のはっきりしない言葉のせいにある。