3枚の花びら



「私ね、見ちゃったんだー。浮気の瞬間。まさか美有がそんなことする子だなんて思ってなかったのに……。あの時の2人とその周りの景色が、忘れられないんだ」


それから、幸佳はどこか遠くを見ているような目で詳しい話をし始めた。


「んー、少し前にね、私が電車に乗ってるときに、たまたま見えたのんだけど
駅の近くの公園あるじゃない?
そこのベンチに美有と霧也がいて…
…2人は……キス…してた…」


「……うそっ…」


私は思わず、手で口を押さえた。


「嘘じゃない。私の見間違えでもない。
その日の夜に霧也にさりげなく聞いたから」

そう言って幸佳は携帯を取り出した。


「これ見て」

幸佳と霧也くんとのメールのやり取り。

そこには、こう書いてあった。