篠塚…… コイツには、用心した方がいい。 恐らく、暴走族とか不良集団の上層部だったに違いない。 しかも、全国レベルだ。 「面倒くさい事になった。」 私の小さなため息と共に呟いた言葉は、多分、雛にしか聞こえてない。 雛が苦笑いで、 「…ねぇ。」 って心底イヤそうに呟いた。