「さぁ…雰囲気で分かるのは、私くらいじゃない?」 私は、曖昧に言葉を濁しながら彼女に告げた。 「フッ…あんた面白いね。私は、櫻井 雛。同じ学校みたいだし、これから仲良くしようよ。」 確かに彼女…雛は、私と同じ風嵐高校の制服に身を包んでいた。 恐らく雛も、新入生なのだろう。 それは、真新しい制服が物語っていた。 「私は、西条 美都。暇つぶし程度によろしく。」 それから私達は、お互い顔を合わせて不敵に微笑み、もうとっくに1限目が始まっているだろう学校へ足を向けた。