仁がいなくなった部屋に戻ると、とてつもない寂しさが襲って来た。



さっきまでここにいたのに……



また会いたくなった。



一人ソファーに腰掛ける。


なんだか久しぶりに笑った気がしたな。



仁の笑顔も見れたし…



本当どれぐらいぶりだろう、二人で笑い合ったのなんて……。



ハァー―…



天上を見上げる。



「夢かぁ……。」



本当は、ちゃんとあるよ、夢。



どうしても叶えたい夢が―…



今度会ったら、必ず言うからね。



あぁー早く会いたい。



早く誕生日、



来ないかなぁーッ。