でも、そんなうちを両親は自慢していたし
学校の先生たちにも真面目といつしか有名になっていた。

ただ、そんな何もかも真面目に生き続ける
うちは周りからしたらただの臆病者で

一緒にいてけむたいそんざいだったのだと
思う。


そんなこんなで小学校を卒業する頃には

まともな友達は居なかった…


まわりが離れていくことが怖くて仕方なかった。

いつしかうちはお金でみんなをつなぎ止めていた。

奢ってさえいればうちに友達が居なくなることはない…

周りの人たちがうちを「金友」とよんでいたことすら

知らずに…