☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆
「はい、じゃぁ、演習プリント配ります。」
数学の時間。
ハゲたおっさん・・・・
じゃなくて、
髪が少し薄い
おじさんの授業。
(あ~・・・・一番憂鬱だなぁ。)
だいたいは、出来る方の私だけど
はっきり言って
分からないから「X」なのに
それを求める意味がわからない!
「分からなかったら、隣の人とかに聞いて回答欄埋めろ~」
(・・・・隣・・・・。)
おそるおそる覗いてみる。
集中し過ぎて
ペンが猛スピードで
動いている。
(・・・・自力でやるしかないか、聞きづらいし。)
そう思った時だった。
ペンが止まり
愁がこっちを振り向いた。
「・・・・・ッ!?」
おもわず、目をそらした。
「・・・・できないとこ、あるんだろ?」
「え?」
「だから!分からない問題あるから聞こうとしてたんじゃないのかって!」
「えっ、あ、そうです。」
(あんな集中してたのに、気がついたんだ・・・・。)
「てかさ、分からないとこあんなら、別に聞いてもいいんだけど。」
「・・・・え?」
「・・・・はぁ~、お前、耳悪いの?」
「いやっ、そうじゃなくて・・・・意優しいんだなって!」
「・・・・別に。」
愁はそっぽを向いた。
それが照れ隠しかどうかは分からないけど。
昔に戻れたら・・・・。
そう思った。

