隣の席の元カレ.



◇ 真穂seid ◇



「にゅあ―――!!」

朝8時、教室にて。
奇声が響き渡った。

「・・・・うるさいよ。真穂。」
「・・・・知ってる。」

親友の愛花に注意されて
開き直る。
でも、これには深ーい訳があるのだ。

「まぁ・・・・分からんでもないけどさ。真穂の気持ち。
 だって、元カレと席が隣っなんて、可哀想すぎるし?」

他人事のように愛花が笑う。
・・・・嫌味ですか。
まぁ、でも・・・・



「もう、学校行きたくなくなります!」

愛花に向かって
そう言った時だった。

「・・・・それ、同じく。」

後ろから、声が聞こえた。
振り返ると
蛍光色のジャンバーを着た「片桐 愁」
・・・・私の元カレがいた。