この場所で過ごして 5




ケガはなくてよかった…



「あーあ、大変なことしちゃったね」



不審者はあたしたちに近づいてきた。



「あなたが名央さまを突き飛ばすからでしょう!」



竜矢さんは不審者に向かって怒鳴った。



「でも壊したものは弁償してもらうよ」


「どーせたいした額じゃないだろう?」


「100万だけど?」



ひゃ…100万…!


あたしには一生払えない額。