「じゃあ今だけ信じてよ!」 「え?」 「僕は乃香のこと大好きって今だけでいいから信じてよ!」 勝利くんの目は涙目になっていた。 「僕…乃香見たとき安心したの…」 「え?」 「ママがどこか行って1人で怖くなってたとき乃香見て僕安心したんだ」 勝利くんはニコッと笑う。 この子は強い… お母さんが戻ってくるかもわからない。 こんな知らないやつのこと信じてる。 あたしたちといれば大丈夫そう思っているのかもしれない。 そして自然とあたしの手は勝利くんの頭に触れていた。