「乃香、別に勝利は悪いやつじゃないぞ」 草宮は勝利くんの頭をくしゃくしゃと撫でる。 「悪いとかじゃなくてあたしは子供自体が苦手なの!」 「はいはい」 あたしはドアの影から覗くように話す。 「入れよ、ちゃんと勝利は離れさせとくから」 「本当?」 「竜矢だっているし大丈夫だ」 あたしは草宮の言葉を信じて教室に入った。