起きたら放課後だった。

顔をあげると

凛が呆れた顔をしている。

光「待っててくれたのか?」

凛が待っててくれるのは

珍しいことだ。

凛「話したいことあるし」

光「…?」

凛「あんたさ、那奈のこと
忘れてなかったんだ?」

───白瀬那奈(しらせなな)

女嫌いの原因。

光「………。」

凛「そろそろ後悔するよ」

凛は帰って行った。

俺は凛を慌てて追いかけた。



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