それから早くも3ヶ月がたった。
あたしと志羽は、毎日一緒に帰ったりしてた。

――でも、別れは突然訪れたの……



いつもどおりに家を出る。
その時は、何も知らなかったよ。
今日で君と――



ガラッ
「志羽、おはよー!」
「………」

いつもならすぐ返ってくる志羽の返事。
何で返ってこないの?

「杏、俺……転校することになった」
「え?!転校……?」
いきなりだった。

「ごめん、俺達、もう無理だよ」
「っ……………」

泣いた。たくさん、泣いた。




――その後の記憶は、ほとんどない