外に出ると、車が待っていた


「マンションにそのままお送りしてよろしいですか?」



「確か、冷蔵庫ってなんもはいってねーよな」



「まだ引っ越されたばかりなので、何もないかと・・・シェフをお呼びいたしましょうか?」




さっきのダッシュで疲れたのか、一日の疲れなのか、体が重くて話なんて何にも聞いてなかった




劉斗がぐったりした私を見ているとも知らずに、私は座席にもたれていた




「いや、いい。今日はとりあえず、家へ帰る。」




「かしこまりました」




車に乗って揺られていると、自然と眠りにおちた