とっさのことに言葉を詰まらせていると




「さぁ、結菜。帰ろうか。じゃあね~」




「ウグッ」




私の首にグッと腕を回して首をしめられる





引きずられつつも加奈子を見ると





引きつった顔で手を振っていた




校舎を出たときやっと離してくれた





「もぉ、なにすんのぉ」




「お前がロンドン猿男なんていうからだろ。自業自得」