私は思わず目を疑った



何度も瞬きをする



けど、何度目を開けても変わることのないこの状況




「このたび、正式に跡取りが決定いたしました。」




「わが息子、笹倉劉斗です」



笹倉のパパの紹介でスポットライトを浴びている・・・・




劉斗・・・・



「このたび、星倉財閥の跡取りとなりました、笹倉劉斗です。なにかと至らない点が多いかとは思いますが、温かい目で見守っていただけたら光栄です。」



私は言葉を失っていた