「結菜~!!」



窓があいて、加奈子が顔をのぞかせる



加奈子の家の使用人がドアを開けて




「どうぞ」


と私を車へ促す



ドアを閉めて目的地へ向かう



「ほんっと災難・・・・」


「だね・・・・」



私たちは早朝ということもあって口数が少ない



でも、加奈子と話していると、昨日のカフェのように時間を忘れられた