「だけど、劉斗のそばにいると、しまい込んだ気持ちが溢れ出して」


「劉斗が好きって…」


「うそだろ…すぐ喧嘩するし、俺がうっとうしいのかと思ってた」


「こないだも焦った…先輩が家にきて、私が入る位置にあの人がきて、劉斗の特別な人になると思って」


「だから泣いてたのか」


劉斗は私を優しく抱きしめた