「だって…沙紀は隼人のことが好きなんじゃないの?」


「いいって!早く早く!」


沙紀は私が隼人のもとへ行くようにせかす


「でも……今日告白するんでしょ?」


「…いいの。私結菜のこと大好きだから」


早く早くと私の背中をおす


「う…うん……」


私は加奈子に黙って部屋を出た


このとき、加奈子が私を呼んでいたなんて気づくはずもなかった