「・・・結菜ちゃん・・・・」



おばさんは私の顔をみると、気まずそうな表情をした




私は、急いで劉斗の部屋へ向かう





ドアをあけた瞬間、その場に立ち竦んだ



なんでかって・・・・




部屋からなにもかもがなくなっていたから・・・・




「・・・・なんで・・・・なんでぇ・・・・・」




何もないカーテンがひかれた部屋は、外からの光が漏れているだけで、とても暗かった




その場でしゃがんでないていた私を、ママが後ろからそっと抱きしめてくれたのを今でも覚えてる



劉斗のこと、好きだったのに・・・
ううん・・・・今も・・大好きなのに・・・・