〜優花side〜
朝。教室のドアの前。
はぁ…。 傷、目立つなー。
昨日、殴られたあとがあまりにもヒドかったのでお母さんに手当てしてもらったが…。
絆創膏おっきい…。
ええいっ!仕方ないっ!
ガラッ
「おはよー。」
「はよ…って、どうしたんだよ?! 顔!」
やっぱりそうなるよね…。
出来るだけ侑には迷惑はかけたくない。
「転んだ。」
「はぁ!? 転んでそんななるか!?」
「な、なるよ。」
すると柚々が私たちの間に割って入った。
「違うよ! 優花ちゃんは…むぐっ!?」
「柚々ちゃん黙っていなさい ホントに転んだだけだから。」
「そっか…。」
(や〜っ!! お願いだからそんな目で見ないでっ)
