世間には必要とされないかもしれないが



 必要とする人間いるはずだ



 Rを思う気持ちからだった


 それから近くの姫中神社に行き



 お賽銭箱の横に置いた


 そして



 凛博士は泣きながら



 その場を急ぎ足で立ち去った