静かな中庭で。 断続的に響くリップノイズ。 二人の─── 芽衣さんと、陸の想いのカタチ。 私が芽衣さんの場所に入れたら、きっと何よりも幸せだった。 でも、叶わなくて。 どうしたらいいかなんて、分からなかった。