足が動かなくて、呼吸が止まったようだった。 目を逸らしたくても、逸らせなかった。 冷たい、切り離された空間の中にいるような、錯覚。 ───助ケテ 七海、魁兄ちゃん、智・・・ 誰でもいいの。 ただ、助けてほしい。