「おい・・・七海?」



「・・・なによ」



「帰るか?」



「・・・雛は?」



「私?七海優先だよ。とりあえず今日は、もう泳ぐの止めとく?」



「・・・ごめん」



「謝ることないよ、怖い、よね・・・」



「う、ん・・・」




今にも泣きそうな七海は、ただカタカタと、震えていた。