「出来た」 そういった瞬間、雛がこちらを向いた。 「・・・何?」 「鏡、もってない?」 「持ってるわけないでしょ、プールから上がったら更衣室で見なさい」 「はぁーい・・・」 まだ、見なくていいの。 まだ、気付かなくていいの。 あなたの影が・・・ ひどく、冷たく笑っているという事に。