閉められた薄いピンク色のカーテン、 その向こう側・・・影が、ベットに沈み込んだ。 2つ一緒に。 すぐに、2つの影を作っていた光が影へと変わり、見えなくなった。 条件反射で、俺は俺の部屋のカーテンを閉めた。 少しだけ震えた手が、何処か俺を苛立たせる。 考えるな、 何も感じるな、 言い聞かせて、深呼吸をした。 だいじょうぶ─── その声が、愛しくなった。