雛がなぜか焦っている。



何故か・・・俺にはわからなかった。





答えはすぐそこにあったのに。




「おまたせっ・・・!!」



「いやいや、待ってねぇし」



「ちょっとまだ片付け終わってないけど・・・上がって?」



「おー、お邪魔しまーす」




・・・祐介、かよ。



"彼氏以外"の俺じゃなくて、


”雛の彼氏"の祐介。




雛が俺を家に上げたことを、少し嫌悪した理由。