見わたせばここは真っ白な世界。



何もなくて、


でも、何もないという認識があって。


何もないと認識できてしまっている私があって。



全部消えればいいんだって、


叫んだ過去もあって、



幸せな未来、だけがない。



何の為に生きる。


何の為に笑う。



見えていたものが見えなくなった。


それだけで自分さえも見失いそうになる。



・・・いいのかもしれない。


見失ってしまえばいいのかもしれない。



そもそも見失ってはいけない理由なんか初めからなかった。


あぁ、そうか。



見失うべきなんだって、理解したから。




一寸先にあるはずの、答えは何処。



神様がいるのならば、


世界を救ってみせて。