どうして、 そう思っても、もう遅い。 自分の心を自分で殺して、 幸せそうなフリをして、 そうして生きていく。 そんなことをさせたくなかったから、私は、 その為に雛を傷つけた。 でも今の雛は、 私が望まなかった姿そのもので、 笑いながら、自分を殺したんだ。