「陸くんッ!!」 純情そうで大人っぽいあの子───野原 芽衣さん。 綺麗な黒髪を横で一つに結っている、サラサラの黒髪ストレート。 私には彼女の髪が、限りなく羨ましかった。 茶色でくねくねした私の髪とは大違いだ。 「あのね、今日のお昼なんだけど・・・」 芽衣さんは陸と何やら話している。 「あー・・・わりぃ、今日ちょっとさー・・・」 「・・・そっか、良いよ、気にしないで」 芽衣さんはそれでも優しそうに微笑んでいる。