宙に浮いてる、というか、抱きかかえられている。 お姫様抱っことかじゃない。 お父さんが子供を抱き上げるような、荷物を運ぶような。 太ももの裏に祐介の左腕が廻っており、私の胸の下に祐介の肩がある。 「祐介・・・?」 「だから何だよ」 「何で私抱っこされてるの・・・?」 「休むならベッドで休め。貧血にプラス風邪とかしゃれになんねぇーだろ」 「・・・ありがと」 ぽすん、と音がして腰が柔らかい物の上に落ちた。