「ねぇ、なんか話しなさいよ。」 「無駄な力つかいたくない。」 しゃべるのに力なんかいるかぁ! …でも、なんで誤解解きたかったんだろう? すると、この間通った中学校の前をとおりかかるところだった。 「駿ちゃん!!」 あの時の声だった。 「…。どちら様?」 彼女は私の姿を見るなり、困ったような顔をした。 多分人見知りなんだろうか。 「彼女。兄ちゃんの。」 兄ちゃん… ってこの子妹かよ!!!!!!!