“カシャッ”



シャッター音の後に
教官室に麻耶駿太郎が入ってきた。




「まっ、麻耶…。

なにしてるんだよ。」

「こっちの台詞だよ。俺の女にさぁ…。

生徒と教師がこんなことして良いわけ?
しかも、大企業の社長令嬢相手に」


「俺が誘ったんじゃない。みっ、三國が…!」




大の大人が焦ってる…。

んで、生意気な高校生が弱み握って脅してる。






「そんな言い訳、言ったって
揉み消されるに決まってるじゃないですか

…いろんな権力ってもんで。」