「おいで。」 ベッドの側に立つ私に麻耶駿太郎が言った。 「いい。ここで、」 しかし、 すぐに腕を掴まれぎゅっと抱きしめられる。 彼の香水の香りが私の鼻をくすぐる。 「なぁ、俺のこと好きなの?」 「……。」 「予言通り。」 へっ…?? 「彼女にしてやるって言ったときに、 言っただろ。1週間で好きにさせてやるって。」 「最初は有り得ないと思ってたのに…。」