「おい。まだそこにいるか?」 麻耶駿太郎が保健室から声をかける。 「…。」 絶対に返事なんかしないんだから。 「無視すんなよ。てめー。」 「…なによ。」 「中、入れよ。 今授業中だから教室戻れないんだろ。」 麻耶駿太郎め…。 図星なんだけど…!!! ガラッとドアを開けた。