「…今、ドキドキしただろ。」 咄嗟に手を引っ込める。 って、起きてんじゃないのよ! 狸寝入りなんて卑怯な手使いやがって…。 「何、おかしなこと言ってるの?そんなわけないじゃない!」 「嘘だろ。だって心臓ドキドキいってる。」 …!!!!! 「バカ!離れなさいよ!」 私の顔はに一気に紅潮していく。 だって、コイツの手どこにあったと思う?! 私の左胸をちゃっかり触ってる。 顔に見とれて気づかなかったじゃない。