「お嬢様。おはようございます。」 執事の篶成(すずなり)が恭しく腰をまげる。 「はぁ…。篶成。シャワー浴びてくるから その間に朝食お願い。」 「かしこまりました。」 その声を背中で感じながら バスルームに向かった。 シャワーを浴び、朝食を食べて 学校へ向かった。 あぁ…。また麻耶駿太郎に会うのかぁ。 そう考えるとなんだかズキンと胸が痛い。